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2010 年度 実績報告書

幼児・児童の健康尺度の試作及び生活習慣との関連に係わる縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530865
研究機関関西福祉大学

研究代表者

服部 伸一  関西福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (20299142)

キーワード幼児 / 健康 / 尺度 / 生活習慣 / 縦断
研究概要

本研究の目的は,幼児及び小学校低学年児童の心身の健康状態に関する総合的な尺度を試作し,睡眠・運動・食事などの基本的生活習慣との関連及びその経年変化について縦断的に検討することである。平成22年度の計画は,主に(1)第2次調査(5歳児)の実施と資料整理,(2)5歳児に関する睡眠・運動・食事などの基礎統計量の算出であった。調査については,平成22年10月から平成23年3月の間に,第1次調査で実施した約1200名に調査を依頼し,約600名からの回答を得た。
第1次調査の3歳児の分析においては,心身の健康状態に関する質問項目から尺度分析を行った結果,精神的状態に関する2因子,身体疲労症状に関する1因子,社会性や活動性に関する1因子,睡眠や生活のリズムと質に関する2因子の合計6因子が抽出されており,これらは以前に2歳児の調査で抽出された因子構造とほぼ同様であった。
身体疲労症状と食習慣,外遊び,睡眠時間等との関連を検討した結果,疲労症状の低い幼児において,良好な生活状況であった。さらに,尺度合計得点と睡眠変数の関連を検討した結果,得点が高く心身の健康状態が良いと考えられる幼児の睡眠状況は量・質ともに良好であった(未発表)。
これらの結果から,3歳児の健康評価においては,精神的状態,身体疲労,行動特性,生活のリズムや睡眠の質などが因子として有効であると推察される。第2次調査における5歳児の資料は,現時点でデータの入力をほぼ終わっており,平成23年度に分析及び尺度作成を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 幼児の生活状況と疲労症状の関連について2011

    • 著者名/発表者名
      服部伸一・足立正・上田茂樹
    • 雑誌名

      関西福祉大学研究紀要

      巻: 14(2) ページ: 155-161

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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