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2009 年度 実績報告書

1990年代以降の学歴と初期キャリアの動態に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530878
研究機関京都大学

研究代表者

岩井 八郎  京都大学, 教育学研究科, 教授 (80184852)

キーワードライフコース / ポスト・フォーディズム / 初期キャリア / 学歴 / ロスト・ジェネレーション / 転職 / 非正規雇用 / 晩婚化
研究概要

本研究は、1990年代半ば以降の日本社会において、とくに学歴と初期キャリアとの関連がどのように変化してきたのかを、実証的なライフコース分析によって明らかにすることを目的にしている。平成21年度は、2005年「社会階層と社会移動(SSM)」調査の職歴データを用いた分析結果を教育社会学会で報告した。また2005年SSM調査の研究書のために「学歴と初期キャリアの動態」と「高齢者の社会的地位と格差」の2章を執筆した(2010年10月刊行予定)。2009年1月~3月に実施したJGSS-2009ライフコース調査については、8月に職業経歴データのコーディングとクリーニングを行い、11月から分析を開始した。このデータを用いた論文として「戦後日本型ライフコースの変容-JGSS-2009ライフコース調査の研究視角と予備的分析」を作成した。さらに、JGSS-2009ライフコース調査の調査対象者に対して、3年後に継続的な調査を実施する場合に協力する意向があるかを確認した。現在のところ、約900名から協力意向を得ている。研究結果としては、女性の場合、若い年齢層でM字型就業パターンの左肩における非正規雇用の拡大が顕著にあらわれており、男性でも非正規雇用や転職が増加している。若い男女のライフコースが、複雑化している点がかなりはっきりと指摘できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 戦後日本型ライフコースの変容-JGSS-2009ライフコース調査の研究視角と予備的分析2010

    • 著者名/発表者名
      岩井八郎
    • 雑誌名

      日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集 10

      ページ: 193-204

  • [学会発表] 日本型福祉レジームにおける 教育の拡大の意味 -ライフコース研究の理論と実証よりー2009

    • 著者名/発表者名
      岩井八郎
    • 学会等名
      日本教育社会学会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都)
    • 年月日
      2009-09-12

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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