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2010 年度 実績報告書

中国の地方都市における留学人材政策の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530884
研究機関九州大学

研究代表者

白土 悟  九州大学, 留学生センター, 准教授 (60154374)

キーワード中国 / 留学人材 / 瀋陽 / 大連
研究概要

1.大連外国語学院の日本語学院本科及び継続教育学院において、計223人の日本語学習者を対象に日本語学習動機・留学需要に関するアンケート調査を実施した。
2.大連市旅順区の民営大学である遼寧対外経貿学院の日本語学科において、63人の專科学生を対象に日本語学習動機・留学需要に関するアンケート調査を実施して。
3.大連外国語学院留学服務センターにおいて、日本留学仲介業務について面談調査した。日本留学希望者の減少がここ2年ばかり見られること、また政府は遼寧省を含む東北地方の発展に力を入れる計画で、沿海地域よりも賃金が未だ安いので、日本など外資系企業の進出が増えているので、日本語・英語など外国語教育が重視されるようになるだろうこと等が分かる。
4.遼寧省国際愛流協会(瀋陽)において、日本留学仲介業務について面談調査と資料収集を行った。特に、外国からアクセスできない法律関係の資料をインターネットを借りて入手できた。
5.黒龍江省祥業職業技能培訓学校において、日本語教育と日本研修事業について校長に面談した。黒龍江省ハルピンでは15万人の失業対策として日本語学習と日本研修派遣事業を実施。農村小・中学校卒で進学できず、就職もできない若者が対象である。2~3年の日本研修後、日本留学を希望する者に対して留学仲介サービスを行っている。日本語学習動機の別なコンテキストを理解できた。
6.福岡市内の日本語学校である九州英数学館国際言語学院、西日本国際教育学院、福岡成蹊学園の関係者による「留学生30万人計画に向けた日本語学校の課題」と題するシンポジウムを企画実施した。これにより海外募集・入学審査・生活指導・大学・大学院の受験指導等々について現状と問題点を把握できた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中国の市場経済期における公費派遣政策の考察2011

    • 著者名/発表者名
      白土悟
    • 雑誌名

      九州大学留学生センター紀要

      巻: 第19号 ページ: 1-44

  • [雑誌論文] 大学における留学生支援体制の再考2010

    • 著者名/発表者名
      白土悟
    • 雑誌名

      日本学生支援機構『留学交流』

      巻: 4月号 ページ: 2-5

  • [学会発表] 中国人留学生の将来動向について2010

    • 著者名/発表者名
      白土悟
    • 学会等名
      九州留学生問題フォーラム
    • 発表場所
      福岡天神ビル会議室(福岡県)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [図書] 21世紀の教育改革と教育交流(望田研吾編著)(中国と日本の留学交流の将来に関する考察)2010

    • 著者名/発表者名
      白土悟
    • 総ページ数
      251-266
    • 出版者
      東信堂(所収)

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公開日: 2012-07-19  

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