研究課題/領域番号 |
21530891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小林 敦子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90195769)
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連携研究者 |
張 瓊華 国際基督教大学, 教育研究所, 研究員 (10439268)
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研究協力者 |
鄭 新蓉 北京師範大学, 教授
馬 平 寧夏社会科学院, 研究員
武 宇林 北方民族大学, 教授
呉 暁蓉 四川大学, 教授
張 莉 北京師範大学, 修士院生
孫 誠 中央教育科学研究院, 研究員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 中国 / 女子青年 / ムスリム / 進路選択 / 宗教 / 人材開発・開発教育 / ジェンダー |
研究概要 |
(1)大学生、とりわけ少数民族女子大生の就職難は深刻である。そのため、高校・大学といった上級学校へ進学せずに、中等教育機関(中学・高校)卒業後に外地の第三次産業で働く少数民族女子青年も多い。(2)女性は民族文化の担い手であるが、外地への出稼ぎや社会移動に伴い、少数民族女性が婚姻家庭において民族文化を次世代に伝承することが難しくなっている。(3)学校教育の教育内容に目を向ければ、小学校における全国的な英語教育必修化により、文字言語を持つ少数民族にとって英語教育は負担となり、母語離れが進行しつつある。ただし、民族によって言語戦略は異なる。(4)民族間の矛盾を克服するとともに、民族の誇りを取り戻すため、多文化教育が試みられていることは注目に値する。
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