研究課題
1.実地調査5月、シンガポールにおける第1回現地調査を行った。シンガポール国立大学、国立図書館などを訪問し、シンガポールの学生流動性、留学生政策形成過程に関するインタビュー及び資料収集を行った。8月にはアジアの留学生が圧倒的多数を占める米国において調査を行い、国際教育研究所(Institute of International Education)、コロンビア大学などにおいて、アジア学生の流動性に関するインタビュー及び資料収集を行った。9月以降は、得られたデータを、シンガポール、タイ、マレーシアの学生流動性の動向と留学生政策形成過程、そして(2)アセアン域内大学間協力・交流の機関・ネットワークの2項目に分けて整理・分析を行った。なお、タイにおける調査も予定していたが、不安定な政治情勢のため、次年度に行うこととした。2.学会発表6月に、日本国際理解教育学会及び日本比較教育学会において研究発表を行い、他の研究者から多くのフィードバックを得た。7月にはベルギー・ブリュッセルで開催された欧州大学協会主催によるEU-アジア高等教育プラットフォーム・ラウンドテーブルに招待され、アジアにおける学生流動性について発表を行い、アジア・欧州の実務家・研究者と交流を行った。また同月、パリで開催された世界高等教育会議(ユネスコ主催)に出席し、世界の学生の流動性に関する多くのデータを得、また人的ネットワークを拡げた。3月には、米国で開かれた比較国際教育学会において研究成果を2件発表し、世界各国から集まった出席者から多くのフィードバックを得た。3.論文作成欧州大学協会(ブリュッセル)の国際化ガイドブックの1章として日本の国際化政策について、また、マレーシア理科大学の高等教育研究所の紀要に日本の学生の流動性について寄稿した。
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Internationalisation of European Higher Education-An EUA/ACA Handbook
ページ: 1-42
Bulletin of Higher Education Research, National Higher Education Research Institute(IPPTN), Universiti Sains Malaysia No.13
ページ: 22