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2013 年度 実績報告書

教員の不正行為に関する研究-カンボジアを事例として-

研究課題

研究課題/領域番号 21530898
研究機関大阪女学院大学

研究代表者

前田 美子  大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (70454668)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワードカンボジア / 汚職 / 不正行為 / 比較教育 / ライフストーリー
研究概要

多くの途上国にとって、教員の汚職・不正行為は国家の健全な発展を阻む一要因となっている。本研究は、主に質的研究方法を用いて、カンボジアを事例として教員をめぐる不正行為の実態を調査し、その背景とメカニズムについて考察することを目的とする。最終年度に当たる今年度は、以下の研究活動を行った。
1.関連資料の再検討を行う。香港大学比較教育研究所の協力を得て、カンボジアの補習塾と不正行為の関連について、新たな資料を収集した。また、援助団体、特に反汚職NGO団体の報告書を広く検討した。
2.予備調査と本調査で得られなかった情報を得るために、12月22日―12月30日の期間、フォローアップの現地調査を行った。現地調査チーム5名で2チームに分かれ、プノンペン市、カンダール州、バッタンバン州の3か所で調査を行った。16名の現職・退職教員および援助関係者に、1-2時間の個別・グループインタビューを行い、90年代以降の開発援助と不正行為の関係についての情報を中心に収集した。また、現地の学校の参与観察も行った。長期にわたり現場で働く青年海外協力隊員らからも、教員の汚職の実態について多くの情報を得た。
3.収集したデータのコーディングを質的分析ソフトで行った。
4.教師教育学会において、教員養成の視点からの不正行為に関する分析を報告した。また、ロンドン大学教育研究所教授陣の依頼を受け、大学院生対象の教科書を研究で得られた知見をもとに分担執筆した。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 青年海外協力隊に参加した現職教員の意識変容のケースヒストリ―2014

    • 著者名/発表者名
      前田美子
    • 雑誌名

      鳴門教育大学学校教育研究紀要

      巻: 28号 ページ: 75-86

  • [雑誌論文] カンボジアにおける教員養成の現状と課題 ―教員の指導力不足と不正行為の問題を中心に―2014

    • 著者名/発表者名
      前田美子
    • 雑誌名

      教員養成と採用の接続に関する国際比較研究プロジェクト報告書

      巻: 28号 ページ: 83-91

  • [学会発表] カンボジアにおける教師の力量形成の課題-国際協力の視点から-

    • 著者名/発表者名
      前田美子
    • 学会等名
      日本教師教育学会第23回研究大会・課題研究I「教師教育研究の国際化(2)-教師教育の実践と研究方法上の課題-」
    • 発表場所
      佛教大学
    • 招待講演
  • [図書] Education and International Development: An Introduction2014

    • 著者名/発表者名
      Tristan McCowan, Elaine Unterhalter, Mitsuko Maeda, et al.
    • 総ページ数
      272(印刷中)
    • 出版者
      Bloomsbury Academic

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公開日: 2015-05-28  

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