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2009 年度 実績報告書

社会科ワークショップ型授業における「ふり返り」と評価方略の開発的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530912
研究機関山形大学

研究代表者

江間 史明  山形大学, 大学院・教育実践研究科, 教授 (20232978)

キーワード教育学 / 社会科教育 / ワークショップ / ふり返り / 評価
研究概要

本研究は、ワークショップ型授業における学習者の思考の特質を、「ふり返り」の表現内容から検証し、社会科カリキュラムに「活動中心の授業」を位置づけるメリットとデメリシトを明らかにすることを目的とした。
平成21年度の研究成果は、次の3点である。
第1に、全国社会科教育学会第58回全国研究大会(弘前大学教育学部)において、「課題研究IIワークショップ型の授業構成」をコーディネートした。中学校社会科公民的分野の授業開発(予算配分ワークショップと日本国憲法三原則ランキング)を報告し、参加者を対象に模擬授業を実施した。方法主義社会科の再生というワークショップ型授業の意義を明らかにすることを試みたものである。
第2に、今次の学習指導要領における「活用」型学習とワークショップ型授業の関連を明ちかにした。特に、ランキングという活動要素が促す学習者の思考の特質について、山形大学附属中学校での「治安維持法制定理由ランキング」の授業と生徒の「ふり返り」表現から、明らかにした。
第3に、富山市立堀川小学校、奈良女子大学附属小学校における「ねらい」と「ふりかえり」の学習システムを視察・検討するとともに、ライティング・ワークショップなど英語圏の実践と研究について調査をすすめた。これは、次年度の「ふり返り」を充実させる言語技術の開発につながるものである。
以上の成果については、平成21年度研究成果報告書(平成22年3月)としてまとめている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 活用の次元の社会科学習とワークショップ型授業2009

    • 著者名/発表者名
      江間史明
    • 雑誌名

      日本社会科教育学会全国大会発表論文集 第59回大会 5号

      ページ: 82-83

  • [雑誌論文] 活用する力を「社会科」でどう育て評価するか2009

    • 著者名/発表者名
      江間史明
    • 雑誌名

      日本教育評価研究会 指導と評価 55巻

      ページ: 25-28

  • [雑誌論文] ワークショップ型授業のQ&A2009

    • 著者名/発表者名
      江間史明
    • 雑誌名

      授業づくりネットワーク 22巻

      ページ: 19-21

  • [学会発表] ワークショップの学習論と社会科の授業構成2009

    • 著者名/発表者名
      江間史明
    • 学会等名
      全国社会科教育学会 第58回全国研究大会
    • 発表場所
      弘前大学教育学部
    • 年月日
      2009-10-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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