研究概要 |
大学教育、あるいは現職教員も含む社会人教育を通じて、小学校教員に必要とされる「古典力」を育成するための体系的なプログラムを開発するものである。 本年度は三年計画の二年目に当たり、来年の完成年度に向けて、内容の充実を目指し以下のことを行った。 1,昨年度に続けて「古典力」調査アンケートの実施。横浜国立大学教育人間科学部学校教育課程1年次必修の小教専国語の授業を利用して、一年生全員230名を対象に、古典の読解力・基礎知識の学力調査を行った。そのデータ入力・分析は協力者(謝金)の近藤弘子さんがまとめ、発表する。 2,月一回古典教育デザイン研究会』(三宅主催、会場は基本的には教育人間科学部第3研究棟603室)を開催。研究分担者・協力者、その他現職教員や大学院生・学部生などが集まって、発表と質疑による「古典力」に関する意見交換の場とした。 3,研究会での発表、質疑を元にして、テキスト作りの内容を検討した。 4,学力調査結果についての分析と次年度アンケニトの実施方法を検討した。 5,古典教科書・指導書・古典文学テキストの体系的収集を続行、三宅研究室での閲覧を可能にした。 6,視聴覚教材の収集と管理を続行した。
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