研究概要 |
大学教育、あるいは現職教員も含む社会人教育を通じて、小学校教員に必要とされる「古典力」を育成するための体系的なプログラムを開発するものである。 本年度は三年計画の完成年度に当たり、関連図書・教科書・指導書の収集の充実と、テキスト作りに向けて以下のことを行った。 1,昨年度に続けて「古典力」調査アンケートの実施。横浜国立大学教育人間科学部学校教育課程1年次必修の小教専国語の授業を利用して、一年生全員230名を対象に、古典の読解力・基礎知識の学力調査を行った。そのデータ入力・分析は協力者(謝金)の近藤弘子さんがまとめ、発表する。 2,月一回古典教育デザイン研究会(教育人間科学部第3研究棟607室)を開催。研究分担者・協力者・現職教員・大学院生・学部生などが集まって、発表と質疑による「古典力」に関する意見交換の場とし、テキスト作りの内容を検討した。 3,小学校教員への古典教育に関するアンケートを開始した。 4,学力調査結果についての分析と次年度アンケートの実施方法を検討した。 5,小学校教科書が一新されたので、代表的な5社の教科書とその指導書をすべて購入、閲覧を可能にした。 6,視聴覚教材の収集と管理を続行した。 7,実際のテキストの目次・本文のスタイル、記事内容を確定し、執筆予定を決めた。
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