研究課題/領域番号 |
21530948
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
刈谷 三郎 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (00136368)
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研究分担者 |
上野 行一 帝京科学大学, こども学部・児童教育学科, 教授 (40284426)
小島 郷子 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (20225428)
笹野 恵理子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70260693)
宮本 隆信 高知大学, 教育学部, 非常勤講師 (20534176)
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キーワード | 実技教科授業 / 日韓比較 / 子どもの「学び」経験 / 実技教科カリキュラム |
研究概要 |
本研究は、音楽科、図画工作科、家庭科、体育科のいわゆる「実技教科」において、教科相対的ならびに教科横断的な視野から、日韓の比較調査研究において、学校における「実技教科」授業において、子どもたちはどのような「学び」を実際に形成しているのかを、学習者の持つ教科観から明らかにすることを目的としている。 H23年度は、研究最終年にあたり、初年度、次年度に実施した韓国小学生の実技教科授業の学び経験構造(課題1)と日本の小学生を対象にした実技教科授業経験構造を基に作成した韓国と日本の実技教科授業評価票(音楽、図画工作、家庭、体育)を用いて、日韓の実技教科授業を1単元授業実施し、子どもの学びの経験比較分析(課題2)を行った。 子どもたちの教科観には実技各教科で授業経験構造から多くの共通点が存在しているが、学習経験としての学びは、各実技教科授業の子どもたちの授業評価から相違が見られることを明らかした。 また日韓実技教科授業実践の結果分析について、日韓の研究者によるシンポジウム(「日韓国際シンポジウム」2012.02.03)を開催し、日韓実技教科授業の特徴や実技教科の関連性、個別性などについて討議を行った。さらに韓国・春川教育大学を訪問し、近年の韓国の教育事情について情報収集を行った。これまでの日韓教育比較研究についての活動や成果についてウェブページを日本語と韓国語で作成し、公表している。(www.nikkankyokakyofku.info)ウェブページを日本語、韓国語で開設することにより、日韓実技教科授業に関する活動や成果を日韓で共有することができ、今後のさらなる日韓教科授業実践の交流に役立つ資料となるものと考えている。
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