研究課題/領域番号 |
21530949
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
渡辺 春美 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (10320516)
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研究分担者 |
世羅 博昭 四国大学, 生活科学部, 教授 (30171359)
武久 康高 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 准教授 (70461308)
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キーワード | 古典教育 / 小・中・高一貫 / カリキュラム / 教材開発 |
研究概要 |
1.研究協議 以下の研究協議を行った。 (1)第1回研究協議(6月5日・6日於:四国大学)、(2)第2回研究協議(9月29日・30日於:高知大学)(3)第3回研究協議(2011年2月26日於:尾道大学)、(4)第4回研究協議(3月9日於:高知大学)以上の研究協議によって、理論研究、カリキュラム開発、教材開発をおこなった。 2.カリキュラムの開発 上記、研究協議等を通して、古典教育の目標を、小・中・高に応じて一貫したものとして設定し、カリキュラム化の方向を打ち出した。また、古典教材の開発、編成に関する方向、方針を明確にした。 古典教育をとおして付けるべき力についても検討し、概要をまとめた。 3.教材開発・編成 武久康高准教授を中心に、小学校から高等学校までの古典の学習カリキュラム作成の一環として、「和歌の言葉を通じて〈作者〉の「心」と出会う」ことを目的とした和歌学習の展開案および教材化案を作成し、中・高等学校の先生たちと、平成23年度の授業実践にむけて話し合った。また、平成23年度の授業実践(小学校低学年)にむけて、身近なものをテーマとしながら昔の人の想像力に思いをはせるような昔話教材を作成した。世羅博昭教授は、小学校・中学校・高等学校の「タテの系統化」を図った古典指導カリキュラムを提案した。その成果を、日本国語教育学会編集『国語教育学事典』の「古典教育」(16ページ配当)の項に執筆した。渡辺春美は、古典教育の実践者の実践事例を検討するとともに、高等学校の古典教育の構想について研究し、その成果を学会他で発表した。
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