平成21年度には、実践的な研究成果として、以下の3つの研究発表会・ワークショップ・シンポジウムを行なった。 その1、「朗読実践への提言IN早稲田2009」の主催(実施:平成21年7月11日、於:早稲田大学)・・・早稲田大学教育学部および教育学研究科の在籍し、国語教員を目指す学生・院生たちを組織し、教職専門科目「中等教育国語科インターンシップ」協力校である神奈川県立相模原高等学校の教諭・生徒らとともに3時間8プログラムの研究授業を行なった。 その2、横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」ヒルサイドエリアY150つながりの森市民創発プロジェクト「声の打ち上げ花火大会」の企画およびワークショップ指導(8月1日)・・・横浜開港博における市民参加型イベントに招聘され、大学で実践してきた朗読教材をアレンジして1時間のワークショップを行なった。 その3、「教育実践シンポジウム国語教育・声・朗読」への参加・・・早稲田大学国語教育学会部会「朗読の理論と実践の会」が共催したシンポジウムにおいて、文化庁文化部国語課国話調査官・鈴木仁也氏とともに教育プログラム実践報告を行なった。 また、論文としては、以下の2点を発表した。 その1、「フィンランド、声がつなぐ言語教育-成長を支える共同性のかたち(一)」(『早稲田教育評論』第24巻第1号、平成21年3月31日) その2、「「償い」を問う-「水俣病」と石牟礼道子『苦海浄土』の半世紀」(『学術研究』第58号、平成21年2月)
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