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2011 年度 実績報告書

中等教育国語科における朗読を導入したプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21530960
研究機関早稲田大学

研究代表者

金井 景子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80296392)

キーワード国語教育 / 近代文学 / 朗読 / 地域連携 / 教材開発
研究概要

(1)高校生向けの教材の開発・・・(1)2006年から一貫して開発している神奈川県立相模原高等学校1学年全クラス向けの、竹内浩三の詩と散文を用いた群読の授業(大学生がファシリテートを行う)の方式に根本的な改良を加えた。これまでは各グループごとに発表する形式をとっていたが、一連のシナリオの中に大学生たちの朗読と高校生たちのそれを包摂するスタイルを採用した。この方式で、2011年度から新たに協力校となった三重県立宇治山田高等学校(竹内浩三の出身校)においても群読を用いた援業を行った。(2)声を導入した古典教材の開発の効果として、東京都立上水高等学校において2年生を短象にした『半家物語』の授業実践を行った。群読創出に際して、生徒間の話し合いに特色を持たせたプログラムである。
(2)大学向けの教材開発・・・(1)教職関連科目「中等教育国語料インターンシップ」において、上記(1)の(1)(2)を実践するための教材と教案を開発した。(2)教職随意科目「授業技術演習C」に提供する、落語の地噺を学び実演することを通して自身の授業パフォーマンスを検証・育成するプログラムを、金原亭馬治氏の協力を得て作成した。2012年度より同授業で実施する。
(3)現職教員研修のための教材臨発・・・2012年度に実施を予定している研修のコンテンツとして、上記の(1)(2)を踏まえた参加型の授業を考案した。
いずれのプログラムの開発に際しても、フィンランドの教育現場(基礎学校、高等学校、職業学校、大学の教員養成機関(教育実習プログラム)への取材に基づき、声を用いた授業実践が作即解釈を触発し合い、互いの歴史認識を深化させる共同生を育てるものとして、学校現場と教員養成機関との連携のうちに育成されることを企図した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] フィンランド、声がつなぐ言語教育-成長を支える共同性のかたち(二)-2012

    • 著者名/発表者名
      金井景子
    • 雑誌名

      早稲田教育評論

      巻: 26 ページ: 211-222

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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