研究課題/領域番号 |
21530966
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研究機関 | 川口短期大学 |
研究代表者 |
押元 信幸 川口短期大学, 講師 (40521505)
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研究分担者 |
三澤 一実 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10348196)
大成 哲雄 聖徳大学, 児童学部, 講師 (80406743)
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キーワード | 造形ワークショップ / 美術教育 / アートプロジェクト / まちづくり / 国際情報交換 / コミュニケーション / ものづくり / 創造 |
研究概要 |
本研究の目的は、芸術的意味を創出する造形ワークショップの教育・指導プログラムを考察することであり、造形ワークショップの「アウトリーチ活動」(学校における文化・芸術の普及活動)により、将来の美術教師養成のシステムを構想することである。平成22年度研究実施計画の四項目に基づいて、それぞれに研究活動を進めた。 1.日本とアメリカの造形ワークショップの文化比較 押元が3月に渡米した際の、ボーリンググリーン州立大学ロザリー・ポリッキー准教授のアドバイスについて、協力者の小野寺と内容検討し、米国の造形ワークショップに関する情報を収集した。(1)美術館によるアート教室の調査(2)米国の美術造形教育に関する方向性の調査(3)参考資料(専門誌や図書など)の収集 2.日本の造形ワークショッププログラムの検証 大学美術教育学会では、多くの実践者や参加者との議論により検証を行うことができた。押元は埼玉近代美術館にて「10歳を節目に考える教育普及のありかたを探る」を研究テーマで行われた「アドバイザー会議」に参加し、子ども向けワークショップについて検証を行った。 3.造形ワークショップのアウトリーチ活動 三澤が5月に川越市立美術館にて、彫刻ワークショップを実施した。大成は7月に「集まれ!アートパーク」11月に松戸アートラインプロジェクトに大成哲雄+聖徳大学大成ゼミで活動を行った。押元は12月に「森林公園アートフェスタ2010」で、造形ワークショップとファシリテーションの体験学習を実施した。 4.ワークショップ型の美術教師養成のシステムの構想 三澤は年間を通じ「ワークショップ実践演習」などで、美術教師養成のシステムの構想した活動を行っている。また、大成は、9月の大学美術教育学会でのシンポジウムでパネリストとして実践を報告し、プロジェクト型の美術教師養成のシステムの構想について発表をした。
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