| 研究概要 |
1.絵図をテキストにした創造的読みの授業モデル
国語の学習指導要領では,指導内容に物語作文を書かせることを含んでいる。しかしこれまで,体系化された,物語作文指導方法は確立されていない。そこで筆者らは,21年度の研究において,看図作文を活用し,物語作文指導をシリーズ化することを試みた。実験的実践を反復することにより,「シリーズ化した看図作文授業モデル」の,「物語作文指導法としての有効性」を確かめた。
2.写真を
ヴィジュアルテキストを創造的に読み解く能力の「活用」テキストにした創造的読みの授業モデルに関わる研究も行った。これらの研究では写真テキストを創造的に読み解かせる方法を開発した。このテーマに関しても,実験的実践を反復することにより,景御教育・社会科教育(とくに見学指導)に役立つ授業モデルを提案した。さらに,研究の副産物として,「書」と「美術」をつなぐ教科横断的な授業のモデルも構成した。ヴィジュアルテキストの創造的読みは,さまざまな教科の授業づくりに活用可能であることを確かめた。
3.研究成果の社会的有用性の確認
開発した授業モデルに基づく,ワークショップ及び公開授業を行った。ワークショップは愛知県H小学校で,全教員を対象にして行った。公開授業は北海道H小学校において,3つの学年で看図作文授業を公開した。
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