研究概要 |
本研究では,秋田県内各地域の「郷土の音楽素材」を(1)伝統音楽的音楽素材(民謡,お囃子,わらべうたなど),(2)西洋音楽的音楽素材(明治以降の秋田県関連の作曲家の音楽作品や著作など),(3)生涯音楽的音楽素材(県内各地域における特色ある文化施設や音楽活動,人材など)の三つに分類して教材開発するとともに,開発した教材を用いた大学における授業実践と大学教員によるアウトリーチ活動によってその有効性を検証した。その結果,「地域の音楽素材」は,親近感の高まりが楽曲の魅力や価値を好意的に受け入れようとする態度生成を促進し,学習意欲を高めることが明らかとなった。
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