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2010 年度 実績報告書

日本語を活用した体験型小学校英語活動教員研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21530974
研究機関茨城大学

研究代表者

猪井 新一  茨城大学, 教育学部, 教授 (80254887)

研究分担者 斎藤 英敏  茨城大学, 教育学部, 准教授 (20318695)
竝木 崇康  茨城大学, 教育学部, 教授 (90106740)
キーワード小学校外国語活動 / 日本語 / 複合語 / 中国語 / 漢字 / 外来語
研究概要

小学校外国語活動として利用可能と思われる、主に日本語を用いた言語活動を10例ほど教材化し,平成22年度茨城大学教員免許状更新講習会(8月および12月)において,受講者に対し実施をした。主な活動例は次の通りである。
複合語を利用した活動の1つ目は,「通学」と「バス」を組み合わせることにより,「通学バス」と「バス通学」という2つの意味の異なる表現を作る活動である。2つ目は、複合語を長くする活動である。「自動車-自動車工場-電気自動車工場-電気自動車工場見学」のように単語を追加していく活動である。3つ目は「袋」に関する複合語(浮き袋、紙袋、ごみ袋、レジ袋等)を分類する活動である。
あいまい文活動は、同一表現でも複数の意味があることを気付かせる活動である。使用した例は、「わたしはだあれ」「人が嫌がることをするお婆さん」等である。
数字ことば活動は、数字を使用して日本語のことばを表現する活動である。例えば、39(サンキュウ)、89(野球}である。自分あるいは家族の誕生日や、電話番号の数字を何と読ませることができるかを考える活動である。
漢字を使った活動は、同じ漢字でも、日本語と中国語では意味が異なることを体験させる活動である。例えば、「娘」、「手紙」は、中国語ではそれぞれ「母親」、「トイレットペーパー」という意味となる。
外来語活動は、中国語では外来語をどのように表現するかを学習する活動である。例えば、「タクシー」は「的士」(広東語)、「バス」は「巴士」、「コカコーラ」は「可口可楽」(広東語)等となる。
日本語の数の数え方活動は「1本、2本、3本~10本」を数の読み方によって分類し、その特徴を見つけ出す活動である。
いずれも、日本語を含めて、ことばに対する気付きを促す活動である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 日本語を活用した小学校外国語活動教員研修2011

    • 著者名/発表者名
      猪井新一・竝木崇康・斎藤英敏
    • 雑誌名

      茨城大学教育学部紀要(教育科学)60号

      ページ: 97-109

    • URL

      http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/handle/10109/2555

  • [備考]

    • URL

      http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/handle/10109/32

URL: 

公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-10-28  

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