研究課題/領域番号 |
21530979
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
大久保 貢 福井大学, アドミッションセンター, 教授 (80260561)
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研究分担者 |
田上 秀一 福井大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40274500)
谷口 秀次 福井大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70115301)
森 幹男 福井大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70313731)
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キーワード | 高大接続教育 / 高大連携 / 総合学習 / 課題研究 |
研究概要 |
本研究は、これまでの高大連携活動で実践した経験を基に、高校教員と大学教員との連携により「学びの基盤」を育てる高大接続教育を創造する課題探求型の実践を行うことを目的に平成21年度~23年度の3年間で実施した。最終年度の23年度は、平成21~22年度の事業を検証するため、「課題研究成果発表会」の実施とその評価を行うことにより、課題研究活動のあり方とその方法論について知見を得ることを目的とし、本研究課題の総括として、課題研究活動(高大連携活動に関する)シンポジウムを開催することを目的とした。そこで、高校教員と高校生を対象とした大学の化学系研究室の体験入学「テーマ:バイオエタノールを作ろう」を実施した。そして、この課題研究の発表会も行った。また昨年度、福井県内における高校(2校)の「物理」の授業参観を実施した。平成23年度は大学の「物理」の授業を高校教員に開放した。参加した高校教員の感想として、「学生が前向きに静かに講義を受けていて感心しました。参加する姿勢、意欲を感じました。」や「大学の授業を見せていただいて、新鮮でした。高校では、入試を意識せざるをえませんが、大学においては学問の追究に専心できる、自分が興味を持った事にどんどん打ち込める余裕(時間)が感じられて、学生が羨ましいと思いました。」であった。そして、本研究の総括として、高大連携活動に関するシンポジウム「高大連携への期待」を実施した。また、平成23年6月にイギリスのエジンバラ大学とロンドン大学を訪問してイギリスにおける後期中等教育と高等教育の高大連携活動や科学教育カリキュラムについて調査を行った。
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