研究課題/領域番号 |
21530980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
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研究分担者 |
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (60241197)
綿引 伴子 金沢大学, 学校教育系, 教授 (90262542)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | カリキュラム構成・開発 / 実践的推論プロセス / 教師教育 / 問題解決学習 / 家庭科教育 |
研究概要 |
本研究は、家庭科教育において生徒の問題解決リテラシーの育成を図るためには教師自らの問題解決リテラシーへの理解と授業構想力が重要であるとの認識をもとに、まずこの点で先進的な取り組みの見られる米国・北欧の問題解決リテラシー理論について、学校現場での具体的な展開も含めて調査し分析した。また我が国の家庭科教師の問題解決学習への意識と実践の現状について、質問紙調査、ヒアリング調査をもとに検討した。教師の問題解決学習への関心は高いが、方法・内容の理解は十分とはいえず、指導に困難を抱えており、研修の場も乏しいことが明らかになった。これらの知見をもとに、教師教育の一環として教員免許法更新講習において、問題解決リテラシーの理解と授業力の向上を目指した学習プログラムを開発し、実践した。終了後の受講生の評価は高く、授業観察や受講生の記述の分析からプログラムの可能性と有効性が確認された。
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