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2011 年度 実績報告書

小・中学校における睡眠学習教材の実用化研究

研究課題

研究課題/領域番号 21530983
研究機関滋賀大学

研究代表者

辻 延浩  滋賀大学, 教育学部, 教授 (00378431)

キーワード睡眠 / 睡眠教育 / 教材開発 / 保健体育科教育
研究概要

平成22年度教員研修モデルカリキュラム開発事業において成果が認められた幼保ならびに小学校の睡眠教育プログラムを滋賀県下の学校園に広めることを目的に、教材・教具ならびにテキストを作成し、効果について検討した。
幼保では、「あさひをあびてスイッチオン」の紙芝居(H22年度作成)を基に動画(DVD)教材を作成し、教員の研修(睡眠教育実践講座)に活用した。そして、園児に睡眠の大切さに気付かせ、よい睡眠を得るために心がけることを内容とした指導(エプロン型シアターの実践)に対するデモ教材の有効性について検討した。その結果、教員10名の評価は、内容に対する充実度、斬新度、説明度、ならびに刊行に対する重要度、期待度、活用度、需要度のいずれにおいても「たいへん満足できる:5」または「まあまあ満足できる:4」が90%以上であった。
小学校では、これまでに作成した体育科(保健領域)ならびに保健体育科(保健分野)での睡眠教育プログラムの実践に活用できるテキストを作成し、その有効性について検討した。テキストの特徴としては、睡眠6ヶ条と補足6ヶ条を柱とした睡眠の科学、児童生徒が自らの睡眠について調査する睡眠日誌(就床時刻と起床時間、起床時の目覚め感や気持ち、就床前と起床後の光の状態、1日の運動・食事記録、夢の様子など)を掲載している。そのテキストを用いて小学5年生を対象に実践した結果、睡眠の科学について教師の説明から学ぶだけでなく、自分の睡眠について体験的に調査し、生活行動をもとにした睡眠について考えることができ、実感の伴った学習を展開することができた。授業者の評価は、テキスト内容に対する充実度:4、斬新度:4、説明度:5、刊行に対する重要度:5、期待度:4、活用度:4、需要度:5であった。
今後は、睡眠教育を教育課程全般にわたって展開できるようにするために、教科、特別活動(学級活動)、総合的な学習の時間において横断的に活用できる睡眠教育プログラムの開発が必要である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 睡眠教育研修モデルカリキュラムの開発2012

    • 著者名/発表者名
      辻延浩, 宮崎総一郎
    • 学会等名
      第6回近畿睡眠研究会
    • 発表場所
      ホテル日航プリンセス京都
    • 年月日
      2012-03-31
  • [学会発表] Designing a Model Program of Teacher's Training for Sleep Education2011

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro TSUJI, Soichiro MIYAZAKI
    • 学会等名
      Asian Sleep Symposium in collaboration with JSSR
    • 発表場所
      京都国際会議場
    • 年月日
      2011-10-16

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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