• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

特別支援学校におけるアレルギー疾患の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 21531021
研究機関岐阜大学

研究代表者

坂本 裕  岐阜大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (20310039)

研究分担者 桑田 弘美  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70324316)
冲中 紀男  岐阜大学, 大学院・教育学研究科, 特任教授 (60509412)
キーワード特別支援学校 / アレルギー疾患
研究概要

特別支援学校のアレルギー疾患に関する本調査のパイロット調査として実施した全国特別支援学校の約1割に当たる岐阜県,愛知県,三重県,福井県,石川県,富山県6県の特別支援学校109校を対象とした「特別支援学校におけるアレルギー疾患」に関する質問紙調査に回答のあった85校について,特別支援学校に在籍する幼児児童生徒のアレルギー疾患の実態とその対応状況を検討した。その結果,食物アレルギー,アナフィラキシー,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎,アレルギー性結膜炎の5疾患は特別支援学校が特別支援学校が小・中・高等学校よりも高率であるなどの状況が把握できた。また,ぜん息,アレルギー性鼻炎,アレルギー性結膜炎,食物アレルギーのいずれも男女比は特別支援学校と小・中・高等学校でまったく同一であった。しかし,アナフィラキシーは特別支援学校において男子が女子の4.3倍であった。自然歴については,ぜん息は,特別支援学校も小・中・高等学校も共に学年進行に伴って,有病率が低下していく傾向が見られた。アトピー性皮膚炎も,特別支援学校,小・中・高等学校も共に学年進行に伴って,有病率が低下していく傾向が見られた。食物アレルギーも特別支援学校も小・中・高等学校も共に学年進行に伴って,有病率が低下していく傾向が見られた。対応については,実態把握が特別支援学校よりも小・中・高校が行われている状況や,治療薬の取り合いの確認は小・中・高校よりも特別支援学校が行われている状況であった。この結果等を踏まえ,全国の特別支援学校を対象としたアレルギー疾患に関する実態調査を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 特別支援学校におけるアレルギー疾患に関する調査研究(1)2009

    • 著者名/発表者名
      坂本裕・西田沙織・冲中紀男
    • 学会等名
      日本発達障害学会
    • 発表場所
      岩手大学(盛岡市)
    • 年月日
      2009-08-01
  • [学会発表] 特別支援学校におけるアレルギー疾患に関する調査研究(2)2009

    • 著者名/発表者名
      西田沙織・坂本裕・冲中紀男
    • 学会等名
      日本発達障害学会
    • 発表場所
      岩手大学(盛岡市)
    • 年月日
      2009-08-01

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi