| 研究概要 |
本研究では,欧米を参考に通常の学級における認知的アプローチに基づいた学習指導の方法を開発し,軽度発達障害児が在籍する通常の学級においてその学習指導を適用して実践し,その効果を検討することを目的としている。
初年度にあたる平成21年度は以下の点に取り組んだ。
1) 欧米の認知的アプローチに関連する文献を収集して分析したり,学会(日本特殊教育学会・日本LD学会)に参加して資料の収集やこの領域の研究者や実践者と意見交換を行ったりした。
2) 日本の通常の学級における特別支援教育の指導法に関する文献を収集して分析し実践に備えた。
3) 軽度発達障害児の支援をねらいとした認知的アプローチを考案した。
4) 実践に移すための授業計画(教科・単元・授業計画・教材等)を作成した。
5) 実践の対象となる児童についてDN-CAS認知評価システムをはじめとする心理検査等やPASS評価尺度による評価を行なった。
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