研究概要 |
認知領域と社会性領域の2つに分類される8つのカテゴリー(1.短期記憶,2.長期記憶,3.空間と時間の見当識,4.発話,5.実用的スキル, 6.活動性と意欲,7.情緒,8.行動の障害)からなる尺度を作成し、この信頼性および妥当性の検討と改良に取り組んできた。 今年度は、観察者間の評定一致率を一層高める目的で教示文を変更するとともに、追加質問の作成を行った。また、知的障害の程度別に、評価対象者の選定を行った。 さらに、認知症について診断を受ける目的で医療機関を受診する際の留意事項(受診先や、受診に先駆けて整理・準備しておくべき事柄など)や、知的障害者の認知症の発見のために特に注意すべき徴候などについて、支援者が参考にできるよう文章にまとめた。
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