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2010 年度 実績報告書

距離正則グラフの構造と表現

研究課題

研究課題/領域番号 21540023
研究機関国際基督教大学

研究代表者

鈴木 寛  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10135767)

キーワード距離正則グラフ / アソシエーションスキーム / Terwilliger代数 / 代数的組合せ論 / 代数学
研究概要

1. 1(a)表現グラフがパスになる条件については,いくつかのタイプが考えられるが,一番基本的なOrstタイプについて,一つのケースを除いて解決に到った。Orstuならば条件を必要としない。次年度は細部をつめて投稿したい。
2. 1(a)の非原始的な場合の扱い,loopに関する条件をつけた問題に対する結果の整理などを行った。非原始的な場合については,石川工業高等専門学校の研究者と共同研究として進行中。loopに関する条件がついた場合に関しては,ほぼ結果が得られた。
3. 1(b}は最初考えていた方法だけでは,困難であることの確認は出来たが,まだいくつかの方法を試すところまでは時間が取れなかった。
4. 2については直接的な進展はえられなかった。問題1の進展と深さから,しばらくは,2に取りかかることができない。
5. 2に関連して完全正則符合の研究が不可欠であるが,その道具としてのTerwilliger代数の研究を,以前,符合に対して定義したよりさらに,拡張し,Q-多項式型の研究にも適用できる形にしたDe Bruynとの共著論文が掲載された。
6. 中国での研究集会に出席,1に関する結果を発表するとともに,九州大学,北海道大学での研究集会に参加し,隣接分野の研究者との議論を深め,また,東北大学,金沢大学の研究者とも研究交流を行った。
7. 据え置き型のコンピュータを5年ぶりに更新し,Magmaの更新も行った。10月にはMagmaに関する研究集会にも出席し研究におけるMagma利用の視野も広がり有効利用が期待できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Intriguing sets of vertices of regular graphs2010

    • 著者名/発表者名
      Bart De Bruyn, Hiroshi Suzuki
    • 雑誌名

      Graphs and Combinatorics

      巻: 26 ページ: 629-646

    • 査読あり
  • [学会発表] On representation diagrams of a distance-regular graph2010

    • 著者名/発表者名
      Suzuki, Hiroshi
    • 学会等名
      Workshop on Algebraic Combinatorics
    • 発表場所
      河北師範大学(中国)(招待講演)
    • 年月日
      2010-11-27

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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