研究課題
第8回代数曲線論シンポジウムを神奈川工科大学の米田二良教授,埼玉大学の酒井文雄教授および申請者を組織委員として(申請者が組織委員長を勤める)埼玉大学にて2010年12月11日(土)-12月12日(日)の期間で開催した。代数曲線論の環論的な意義やヒルベルトスキームやブリル=ネーター理論についての最新の話題、或いは工学的な応用など幅広い話があり大変意義深いものとなった。また申請者は神奈川工科大学の米田二良と共に二重被覆面に対して上に位置する曲線のワイアシュトラス店の像であるところの下の曲線のワイアシュトラス点の完全なギャップの計算に成功した。こう言ったワイアシュトラス点に関する幾つかの結果を得た。また春井岳との共同研究で平面代数曲線の自己同型に関する非常に詳細な結果を得ることも成功した、高橋剛ともガロア点に関する問題を一つ解決することに成功した上現在その拡張、即ち結節特異点を3個持つ平面代数曲線に関してのガロア点の研究を続けている。この問題は次数付き射影平面P(1:2:3)が平面の3点ブローアップに同型なことを用いて従来高橋の用いていた平面P^2(〓P(1:1:1)と見る)の計算を、そのままP(1:2:3)に使うという手法である。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Far East Journal of Mathematical Sciences
巻: Vol.47, No.1 ページ: 109-119
Kodai Mathematical Journal
巻: Vol.33, No.1 ページ: 164-172