研究概要 |
平成22年度の本研究課題に基づく研究活動として,まず研究会「Lie変換群と複素幾何学(Lie Transformation Groups and Complex Geometry)」(平成22年9月26日~29日,ナスパニューオータニ越後湯沢)の開催が挙げられます。研究代表者は代表世話人として.Dmitrv V.Alekseevskiv(エディンバラ大学)、・Vicente Cortes(ハンブルグ大学)・塚田和美(お茶の水女子大学)および提携研究者である神島芳宣(首都大学東京)の協力の基で小さいながらも国際的な研究会を開催することが出来ました。研究会のホームページにプログラム,アブストラクトおよび講演録を公開しています: http://math2.ed.niigata-u.ac.jp/symposium この研究会において,研究分担者である伊師英之氏,山田拓身氏とも本研究課題に関連する議論,研究打ち合わせを行うことが出来ました。 具体的な研究成果として,等質空間上の局所共形ケーラー構造に関する提携研究者の裡島芳宣氏との共著諭又[Locally Contormal Kaehler Structures on Homogeneous Spaces」を完成させ現在投稿中です。またこの論文はプレプリントサーバーにても公開しています: http://arxiv、org/abs/1101.3693 この論文において,コンパクト等質局所共形ケーラー多様体の構造定理を示し,また複素2次元の場合のコンパクト等質および局所等質局所共形ケーラー多様体の分類を完成させることが出来ました。
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