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2010 年度 実績報告書

結び目空間の構造と不変量の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21540081
研究機関神戸大学

研究代表者

中西 康剛  神戸大学, 理学研究科, 教授 (70183514)

研究分担者 佐藤 進  神戸大学, 理学研究科, 准教授 (90345009)
キーワード結び目空間 / 局所変形 / 結び目不変量
研究概要

「研究の目的」にあるように、本研究では、結び目の構造と不変量を局所変形を通じて明らかにし、その発展として、結び目空間の構造を不変量と局所変形の観点から究明することを研究目的としている。
「研究計画」にもとづいて研究を実施したところ、この研究により得られた本年度の成果は以下の通りである。
村上斉氏が導入した#変形について、中村拓司氏との共同研究により、次のような事実を発見した。まず#変形1回で生成される局所変形をいくつか発見し、このことにより、#変形1回で自明になるような結び目のConway多項式の例をいくつかの系列で計算した。また、#変形1回で自明になるような合成結び目の系列を構成した。これらは、坂井佐久子氏の20年前の結果を一般化したものである。また、#変形によるGordian複体がConway多項式に関して均質ではないことを示した。#変形と似て非なるpass変形についても、pass変形1回で自明になるような合成結び目の系列を構成した。
以上の結果は学術雑誌に投稿準備中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Notes on sharp moves for knots2010

    • 著者名/発表者名
      中村拓司, 中西康剛
    • 学会等名
      東北結び目セミナー
    • 発表場所
      遊学館, (山形県)(招待講演)
    • 年月日
      20101022-20101024
  • [学会発表] The differences of Alexander polynomials cased by a single crossing change2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Nakanishi, Y.Okada
    • 学会等名
      International Conference Japan-Mexico on Topology and Its Applications
    • 発表場所
      University of Colima, Colima, (Mexico)(招待講演)
    • 年月日
      20100927-20101001
  • [学会発表] Local moves and Gordian complexes, IV2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Nakanishi
    • 学会等名
      The 2nd TAPU-KOOK Joint Seminar on Knots and related Topics
    • 発表場所
      Kyungpook National University, Daegu, (Korea.)(招待講演)
    • 年月日
      20100726-20100730

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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