研究課題/領域番号 |
21540166
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
泉池 敬司 新潟大学, 自然科学系, 教授 (80120963)
|
研究分担者 |
羽鳥 理 新潟大学, 自然科学系, 教授 (70156363)
大野 修一 日本工業大学, 工学部, 准教授 (20265367)
|
キーワード | 解析関数空間 / 有界解析関数 / ハーデイ空間 / 不変部分空間 / 閉イデアル / クロス交換子 / 合成作用素 / バナッハ環 |
研究概要 |
1)バーグマン空間上の作用素の研究で次の結果を得た。 ・アレマン・リヒター・サンベルグの定理の初等的な証明を与えた。(泉池耕平、泉池佑子との共同研究) ・逆シフト作用素に対して、準ワンダリング部分空間を定義して、アレマン・リヒター・サンベルグ型の定理を得た。(泉池耕平、泉池佑子との共同研究) 2)2変数のハーデイ空間上の不変部分空間の研究で次の結果を得た。 ・クロス交換子のランクに関する予想を、ある条件のもので証明した。(泉池耕平との共同研究) ・泉池・ヤンによって導入された部分空間の縁作用素に対して、アレマン・リヒターサンベルグ型の定理を得た。(泉池耕平、泉池佑子との共同研究) 3)単位開円板上の有界解析空間の研究で次の結果を得た。 ・解析構造が導入されている集合に関連するプライマリー・イデアルの零点の位数を、その零点集合の幾何学的な量で完全に記述することができた。(泉池佑子との共同研究) ・共通零点が解析構造が導入されている部分に含まれているとき、その閉イデアルの構造を決定できた。またそのときの零点の位数の特徴付けを与えた。(泉池佑子との共同研究)
|