研究課題
基盤研究(C)
高次元複素力学系の問題を主として多変数複素関数論の立場から研究した.特に複素2次元数空間の多項式自己同形写像であるエノン写像が半放物-半吸引型不動点をもつ場合,その分岐によって(充填)ジュリア集合が不連続に変化するインプロージョンの現象を解明した.また複素射影空間の正則自己写像により生ずる力学系に関して,分岐点集合の軌道を追跡することにより,反発周期点が空間全体で稠密となるための条件を明らかにした.
すべて 2014 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)
数理解析研究所講究録
巻: 1762 ページ: 120-124