• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

有理型写像の値分布論、特に一意性問題と一次系上の除外値に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21540205
研究機関福島大学

研究代表者

相原 義弘  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (60175718)

キーワード正則曲線 / 除外指数 / ネヴァンリンナ理論 / 第2主要定理 / 一次系 / 射影的代数多様体 / 剰余項
研究概要

複素平面上定義され非特異な射影的代数多様体Mに値を持つ正則曲線fの除外指数をM上の一次系上の関数としての研究を続行した。
昨年度は一次系が空でない底点を持つ場合に解析的イデアルの連接層に対するネヴァンリンナ理論を用いて定点に対する除外指数を定義し、一次系に含まれる除外因子、即ち除外指数が定点に関する除外指数よりも大きい因子の集合を考察し、この集合が次元の低い部分一次系の可算和になる事を証明した。この結果の証明において第2主要定理型の不等式が本質的に用いられるが、今年度はこの不等式の改良を行った。特に剰余項と除外集合の形状について改良を行った。この証明において以前は幾何学的方法を用いていたがこれを解析的な方法で置き換えることにより剰余項の評価を精密化することが出来た。
以上の結果は研究会等で発表済みであり、現在投稿中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Holomorphic curves in algebraic varieties2011

    • 著者名/発表者名
      相原義弘
    • 学会等名
      福島応用数学研究集会
    • 発表場所
      福島市
    • 年月日
      2011-03-10

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi