研究課題
申請書記載の各研究課題に関する平成21年度に行った研究実績は以下の通りである。(A) DLA母銀河の探査に関して。2010年1月にGemini望遠鏡(ハワイ島)に於ける補償光学装置(AO)を用いたDLA母銀河の観測結果を踏まえて、すばる及びKeck望遠鏡によるAOを用いた同様な観測可能性を考察し、その観測計画の立案を行った。(B) MgII系の進化に関して。高赤方偏移(z>2)における弱い吸収線(Weak MgII)系に関して、CLOUDYコードを用いて、その物理的・化学的状態の考察・検討を、東京大学の研究グループらと行った。この成果に関して、現在、論文作成中である。(C) 吸収線系理論モデルの構築に関して。中性水素吸収線系(DLAおよびSub-DLA)の起源と進化を調べるために、銀河などの空間分布情報をもつ数値シミュレーション(νGC)の結果を組み込むコード開発を行った。また、(A)の観測可能性を検証するために、中性水素吸収線系の星形成に伴う輻射強度を見積もるモデルを構築するためのコード開発も併せて行っている。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Proceedings of SKA-JAPAN WORKSHOP 2010 'Revealing the Universe with Wide-band cm-Wavelength Observations'
ページ: 79-80
Annual Report of the National Astronomical Observatory of Japan
巻: 12 ページ: 7-7
国立天文台年次報告
巻: 22 ページ: 7-7
Proceedings of The International Astronomical Union, IAU Symposium, Stellar Populations-Planning for the Next Decade
巻: 262 ページ: 402-403