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2010 年度 実績報告書

ポストスターバースト銀河(E+A銀河)の物理的起源の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21540247
研究機関国立天文台

研究代表者

八木 雅文  国立天文台, 光赤外研究部, 助教 (80311182)

研究分担者 山内 千里  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所・宇宙科学情報解析研究系, プロジェクト研究員 (40455465)
キーワード系外銀河 / ポストスターバースト銀河 / E+A銀河 / 光赤外天文学 / 相互作用銀河
研究概要

本22年度は21年度中に解析に着手していたいくつかのポストスターバースト(E+A)銀河の空間構造についての解析を進めた。一つは研究協力者とともに進めた、相互作用銀河の中でポストスターバーストとスターバーストが同居する特異な銀河の観測と解析である。また、もう一つは銀河周辺の淡い構造に関する研究の一環として、我々の近傍にあるかみのけ座銀河団内で見つかった電離水素ガスの研究をまとめた。これらの成果は共同研究として論文化され査読付論文として出版された。アーカイブデータとしては、スローンデジタルスカイサーベイの第8リリース(DR8)も公開されたため、この解析に着手した。第7リリースと比べいくつかの点で大きく異なった値を出していたため、その十分な吟味を行って統計的解析を開始するまでには至らなかった。観測提案に関しては、かみのけ座銀河団の電離水素ガスを伴ったポストスターバースト銀河の観測提案は受理され、22年度末から23年度頭にかけて観測を行った。
また韓国の研究者との共同研究として進めている、星生成の度合いがポストスターバースト銀河よりも弱い、星生成後銀河(RSF銀河)に関する共同研究について、一つの銀河に関して、ケック望遠鏡を用いて、空間分解をした分光観測を実施しデータを取得した。これら進展があった一方で、赤外線データの解析についてはバックグラウンドパターンを差し引く技法で難航しており、周辺構造の解析を進めるまでには至らなかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Spatially Resolved Spectroscopic Observations of a Possible E+A Progenitor : SDSS J160241.00+521426.92011

    • 著者名/発表者名
      Matsubayashi, K.
    • 雑誌名

      Astrophysical Journal

      巻: 729 ページ: 29-40

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Dozen New Galaxies Caught in the Act : Gas Stripping and Extended Emission Line Regions in the Coma Cluster2010

    • 著者名/発表者名
      Yagi, M.
    • 雑誌名

      Astronomical Journal

      巻: 140 ページ: 1814-1829

    • 査読あり
  • [学会発表] かみのけ座銀河団の中の広がったHα輝線天体2010

    • 著者名/発表者名
      八木雅文
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      金沢大学
    • 年月日
      2010-09-22

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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