開弦の場の理論である Cubic String Field Theory(CSFT)の3次元Chern-Simons理論との数学構造の類似性に着目し、形式的にゼロの有限ゲージ変換として与えられる古典解に関連したCSFTの位相的構造の解析を行った。特に、解の構成の基礎であるKBc代数において、K=0およびK=∞の固有値を起因とする特異性が解の巻きつき数を与えることを明らかにし、これらの特異性を扱うための正則化法を与えた。また、Kと1/Kを入れ替える双対変換に対する美しい構造を発見し、これを用いた任意の整数の巻きつき数を持った古典解の構成法を提唱した
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