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2009 年度 実績報告書

動的核整列を用いた不安定核の核磁気モーメント測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21540307
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

小泉 光生  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力基礎工学研究部門, 研究副主幹 (30354814)

キーワード原子核物理 / 不安定核 / 核構造 / βNMR / 核磁気モーメント / 動的自己核偏極 / DYNASP / レーザー
研究概要

動的自己核偏極(DYNASP : DYnamic NucleAr Self Polarization)と呼ばれる原子核の偏極法を確立し、これをβ-NMRに適用し、不安定核の核磁気モーメントを測定することを目的として、研究を開始した。本年度は、実験装置の整備を主に行った。実験装置は、核偏極を誘起するレーザー装置、試料を冷却するクライオスタット、β線検出器などで構成される。
レーザー装置に関しては、個体レーザーのオーバーホールを行い、5Wのレーザー出力が得られるようにした。これをポンプレーザーとして用い、Ti:サファイアレーザーから約600mWの赤外レーザーの出力を確認した。
クライオスタットに関しては、液体Heで4Kまで冷却し、装置の基本性能に問題のないことを確認した。
実験に用いるβ線検出器として、シンチレーター付き光電子増倍管、Si検出器、PINフォトダイオードを候補として取り上げ、これらの試験を行った。その結果、PINフォトダイオードが最も小型で、かつ低バックグラウンドであることがわかった。試験したPINフォトダイオードは直径約30mmのクライオスタット内に収納でき、従ってサンプルに十分近づけられるので、高効率、低バックグラウンドなβNMR実験が可能となると期待している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 動的核整列を用いた不安定核の偏極法の開発2010

    • 著者名/発表者名
      小泉光生
    • 学会等名
      日本物理学会 第65回 年次大会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2010-03-20

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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