研究課題
基盤研究(C)
I型クラスレート化合物には,結晶にも関わらずガラス的な熱伝導率を示すものがある。その原因と考えられている非中心ラットリング振動の微視的な詳細を明らかにするために,良質な単結晶試料を用いたラマン散乱実験を行った。ゲスト原子は非調和ポテンシャル内で非中心大振幅振動をしており,その非中心距離を見積もることができた。またゲスト原子の大振幅振動がケージの安定性を減らし,それにより格子熱伝導率が抑制されていることが明らかになった。
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