研究課題
基盤研究(C)
2自由度結合系において動力学的に形成される量子絡み合いの統計性を調べた。研究の主要な点は以下の2点である。(1)量子絡み合い状態のモデルとして、行列要素が確率変数となるランダム行列を採用し、その行列のランダム行列理論を独自の手法で構築した。(2)大規模な数値計算を行い、量子動力学的に形成された絡み合い状態のSchmidt固有値の一体分布関数を精密高く求めた。これを、(1)で導出したランダム行列のSchmidt固有値の一体分布関数と比較した。この比較により、量子カオス動力学によって作られた状態がランダム行列とみなせることを明らかにした。
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8th International Summer School/Conference LET's FACE CHAOS THROUGH NONLINEAR DYNAMICS
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