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2009 年度 実績報告書

ダイラタント流体のレオロジー

研究課題

研究課題/領域番号 21540418
研究機関九州大学

研究代表者

中西 秀  九州大学, 理学研究院, 教授 (90155771)

キーワードダイラタント流体 / レオロジー / ずり粘化 / 湿った粉体
研究概要

ダイラタント流体のレオロジーを明らかにする為に、(1)ミクロな立場からの湿った粉体の粒子モデル、および(2)マクロな立場からのストレス粘化流体の現象論的モデルの構築を行なった。
(1) 湿った粉体のモデルの構成及びそのシミュレーション:湿った粉体のミクロなモデルかについて、液体成分の量が少ないペンデュラー状態から、液体が多いファニキュラー状態、キャピラリー状熊、浸漬状態を統一的にモデル化し、それを用いて単純シアの下でのシミュレーションを行なった。その結果、シアストレスが液体量の増加に対して最大値を示すという実験事実に対応する結果を得た。このモデルと結果について論文として公表した。
(2) ストレス粘化流体の現象論的モデルの構築:ダイラタント流体のレオロジーを現象論的に記述する連続体モデルを構成した。ストレスに応じて内部状態が変化し、その結果、粘性係数が代わるという性質を、内部状態を表す変数を導入することによって表現した。単純シア流および斜面流の場合について、定常流の解を求めその安定性の検討を行なった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Simple model for wet granular materials with liquid clusters2009

    • 著者名/発表者名
      N Mitarai, H Nakanishi
    • 雑誌名

      Europhysics Letters 88

      ページ: 64001 1-6

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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