研究課題
基盤研究(C)
地球のマントルを構成する物質の熱拡散率と熱伝導率、さらには比熱を高圧力下で測定した。一次元のパルス加熱法を適用し、圧力発生装置に多アンビル(川井)型を用いた。蛇紋石やタルクのような含水鉱物は高圧下で比熱に特異性を示す。また熱拡散率・熱伝導率の温度圧力変化がカンラン石などのマントル物質とは異なり、沈み込み帯での温度場に変化をもたらしていると考えられる。つぎに、より小さい試料を用いることにより測定圧力の上限をこれまでの10 Gpaから15 Gpaまで伸ばして測定することがでた。そこで、同様の方法でもってマントル遷移層さらには下部マントルの条件下で測定を行う見通しがついた。
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Physics of the Earth and Planetary Interiors
巻: vol.190-191 ページ: 10-14
DOI:10.1016/j.pepi.2011.10.003.
巻: vol.183 ページ: 229-233
DOI:10.1016/j.pepi.2010.07.005
巻: vol.174 ページ: 309-314
DOI:10.1016/j.pepi.2008.10.004