研究課題
基盤研究(C)
北海道日高変成帯マイロナイト中の斜方輝石を透過電子顕微鏡で観察し、結晶中の小角粒界の原子スケールの構造とその発達プロセス、また結晶の褶曲・細粒化の機構を明らかにした。斜方輝石中のb軸を回転角とし、ほぼ(001)面に平行な小角粒界はそのずれ角度によって4段階程度の構造変化が観察された。また離溶した普通輝石の(100)界面では2つの界面で非対称な密度で転位が形成されており、これが結晶の褶曲・変形に大きく寄与していることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (2件)
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