研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、プロトン移動反応に焦点を当て、ゆっくりとした周り原子の運動や早い電子の運動が、プロトン移動反応に及ぼす影響について研究を進めてきた。特に、上述の研究を基礎として、エレクトロニクスの次世代技術として期待されるプロトン工学(プロトニクス)への展開を目指し、基礎科学・工学的応用双方の面で注目されている燃料電池で用いられるプロトン透過膜におけるプロトン移動ダイナミクスの反応機構の解明をおこなった。その結果、強固な水素結合ネットワークがプロトンの移動度に大きく影響を及ぼすことを示し、具体的に置換基を導入することで効率アップが期待されることを提案した。
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The Journal of Physical Chemistry C
巻: 115 ページ: 5599-5606
Nature Chemistry
巻: Vol.3, No.1 ページ: 68--73
JOURNAL OF PHYSICAL CHEMISTRY C
ページ: 11514892-14898