研究課題
基盤研究(C)
ベンズアントロンやナフトアントロンなどの芳香族ケトンは、その溶液を脱気して予め光を照射しておくと、蛍光増強を起こす。蛍光増強の予備光照射依存性、濃度依存性、温度依存性などを詳しく調べた結果、この現象は芳香族ケトンと溶媒分子との会合に起因することが示唆された。蛍光増強後の溶液をHPLCおよびTOF-MSにより分析した結果、会合体由来のシグナルを検出することができ、芳香族ケトンと13個の溶媒分子からなる会合体を同定することができた。
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Polycyclic Aromatic Compounds
巻: 32巻(in press)
巻: 30巻 ページ: 287-297