不均一系化学反応に対する最大15T、1500T^2/mの強磁場の影響について研究した。「ベルーゾフ-ジャボチンスキー反応」・「亜鉛の電極反応」・「ミセル溶液中のフルタミドの光反応」・「塩水振動子」では、顕著な磁場効果が観られ、それぞれ、磁気力・ローレンツ力・ラジカル対機構・磁気力により説明された。「コロイドシリカ生成反応」・「キラル半透膜によるキラル分子の分離」では、有意な磁場の影響は見られなかった。以上のように、不均一系化学反応の新しい磁場効果を探索し、それらが主に磁気力やローレンツ力によることを確立した。
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