研究課題
基盤研究(C)
酸化的付加と還元的脱離を伴う、遷移金属触媒を用いた有機テルル化合物の炭素-炭素不飽和結合への付加反応を開発した。テルロカーバメートは触媒量のPd(PPh_3)_4存在下分子内のアルキンまたはアレン部位に付加し対応するラクタムを与えることを見いだした。本反応では酸化的付加体におけるアルキン部位やアレン部位の金属中心への配位と生成物におけるカルボニル酸素のテルルへの配位が重要である。
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