研究課題
基盤研究(C)
遷移金属.ボランシグマ錯体を中間体とするホウ素化合物の脱水素カップリング反応について検討を行った。その結果(1)中心金属の電子密度の高いハーフサンドイッチ型錯体もこの反応に対して触媒活性を示すが,その活性は低い事を見出した。(2)電子豊富なルテニム錯体を用いて,反応中間体である第2級アミンボラン錯体およびアミノボランシグマ錯体を単離する事に成功した。(3)重水素ラベリング実験により,反応の途上,金属の配位圏内で何が起こっているのかを詳細に明らかにすることができた。
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[CpMn(CO)_3],[(η^6-C_6H_6) Cr(CO)_3], and[ CpV(CO)_4], Chem. Lett.
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