研究概要 |
イミドイルクロリドとアルデヒドとから含窒素複素環式カルベン(NHC)触媒反応により生成するα-ケトアミンの加水分解による1, 2-ジケトンのone-pot合成とそれに続く、含窒素複素環化合物のone-pot合成法を開発した。 不斉触媒反応への利用を目的とし、新規C2-対称性イミダゾリウム塩を合成した。第二級アルコールのアシル化を利用した速度論的分割やアルデヒドのシアノシリル化反応に合成したC2-対称性イミダゾリウム塩から生成するNHC触媒を用いた。イミダゾール環4, 5位フェニル基が反応を大きく加速する効果があることを見出した。
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