研究概要 |
水に不溶で互いに混ざり難い二種類の物質の固体(1-ヘキサデカノール(C16OH)と1H,1H,2H,2H-テトラヒドロヘンイコサ-1-ドデカノール(FC12OH))を水面上に同時に静置した際の自発的単分子膜形成の機構を研究した。その過程で表面張力に二種類の振動が起こる。熱力学的および反応速度論的手法による研究の結果、膜の自発形成の初期と終期では膜を構成する物質が大きく入れ替わることがわかった。またこの単分子膜には二つの三重点が存在することが明らかになり、単分子膜の新規な挙動が見出された。
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