研究課題
基盤研究(C)
赤松を燃料として登り窯で焼成した備前焼の作品表面に形成する茶褐色模様の構成相と微構造について検討した。模様中の主結晶相はスピネル(Mg(Al, Fe)_2O_4)であることが明らかとなった。この相は、赤松から供給されるMgと備前焼粘土が反応することにより形成することがわかった。組成がMg : Al : Fe=1 : 2-x : x(x=0.50-1.50)となるよう秤量したMgO、Fe_2O_3およびAl_2O_3の混合物を、備前焼粘土表面に塗布し、大気中にて1250℃で焼成した結果、登り窯で焼成した作品表面と同じ色調の試料作製に成功した。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (10件) 産業財産権 (1件)
J. Ceram. Soc. Jpn
巻: 119-12 ページ: 942-946
粉体および粉末冶金
巻: 58-9 ページ: 529-534
Chem. Mater
巻: 23-6 ページ: 1564-1569
Acc. Chem. Res
巻: 43-6 ページ: 906-915
日本結晶学会誌
巻: 51-1 ページ: 134-135
J. Am. Ceram. Soc
巻: 92-8 ページ: 1840-1844