研究課題
基盤研究(C)
南極氷床コアの氷試料の結晶組織および結晶構造の特徴を明らかにするため、X線回折法による逆格子マップ測定を行った。氷床コアの氷の塑性変形による転位の密度や結晶の伸縮に関する格子定数を求めた。転位密度は深さ500mで10^<-11>m^<-2>のオーダーから3025mでは10^<-8>m^<-2>オーダーへの深さの増加とともに減少した。格子定数はc軸に関しては、深さとともに減少したが、a軸は微増したが、氷の単位胞の体積は実験室氷より大きかった。試料内の微小気泡の影響によるものと考えられる。
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