研究課題
基盤研究(C)
超伝導層と絶縁層が原子スケールで交互に積み重なった構造を持つ超伝導多重接合系は、将来の量子情報技術の基本素子として注目される。本研究では、この系の特徴である接合間相互作用が量子ビット操作の基本となる巨視的量子現象に及ぼす影響を様々な角度から探求した。微小接合素子のマイクロ波照射実験から離散化量子準位形成の温度変化を初めて捉え、量子準位の形成温度が接合形状に強く依存する振舞いを発見した。さらに、接合間相互作用の効果解明につながる少数接合素子の作製に成功した。
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Physica C : Superconductivity
巻: 471 ページ: 1210-1213
DOI:10.1016/j.physc.2011.05.161
巻: 470 ページ: S838-S839
DOI:10.1016/j.physc.2009.10.103
http://www.phys.aoyama.ac.jp/~w3-kitano/index.html