• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

オンウエハセンサ技術による基板電荷蓄積量とイオンエネルギー分布計測技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21560026
研究機関東北大学

研究代表者

大竹 浩人  東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (00436156)

研究分担者 寒川 誠二  東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30323108)
キーワードプラズマ加工 / オンウエハセンサ / モニタリング / イオン軌道 / チャージアップ
研究概要

プラズマプロセスにおける基板上の電荷蓄積量や紫外線照射損傷量、入射するイオンのエネルギー分布や電子密度をウエハ上で測定する「オンウエハモニタリングセンサ」を開発している。本年度はオンウエハセンサの信頼性向上を検討した。オンウエハセンサの実用のためには、センサ本体のばらつき、測定のばらつきなどが物理的にどう生じ、測定結果にどう影響を与えるかを定量的に把握しておく必要がある。チャージアップセンサのSEM断面観察を27サンプル行い、作製プロセスの管理を行うことで、断面形状のばらつきを±5%以下に抑えることができた。測定ばらつきの原因として、ボンディングパッド部分が考えられたため、ボンディング材料、塗布面積を最適化後、チップ間・ウエハ間・ロット間の測定ばらつきを観察した。測定ばらつきは大きく見積もっても±15%以内に収まることを実際のデータにより示した。また、ばらつき形状がチャージアップ量にどう影響するかについて、シミュレーション技術を用いて調査したところ、±5%以下に抑えることができれば、形状が与える電圧変化量は電圧の測定誤差内に収まることを明らかにした。また、高バイアス印加時の測定不良の改善を試みた。測定不良の原因は測定ラインとチャンバの電位差が起因なので、プラズマ中の測定ラインをガラス管で囲い、導入端子をガラス基板に設置、抵抗による電圧ダンピング、RFフィルタによるRFの除去により、5kWまでの高バイアス印加(DC2kV)でも測定を実現した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Prediction of UV spectra and UV radiation damage in actual plasma etching processes using on-wafer monitoring technique2010

    • 著者名/発表者名
      B.Jinnai, S.Fukuda, H.Ohtake, S.Samukawa
    • 雑誌名

      Journal of Applied Physics

      巻: 107 ページ: 043302

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Prediction of Abnormai Etching Profile in High Aspect Ratio Via/Hole Etching Using On-wafer Monitoring System2010

    • 著者名/発表者名
      H.Ohtake, S.Fukuda, B.Jinnai, T.Tatsumi, S.Samukawa
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Applied Physics

      巻: 49 ページ: 04DB14

    • 査読あり
  • [学会発表] オンウェハモニタリングによるPECVDプロセスにおけるチャージングダメージの発生メカニズム解明とそのリアルタイム評価2010

    • 著者名/発表者名
      荒木良亮、奥村宏克、陣内佛霖、松永範昭、寒川誠二
    • 学会等名
      2010年秋季第71回応用物理学会学術講演会
    • 発表場所
      長崎大学
    • 年月日
      2010-09-16

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi